15社から構成されるウエインズグループの中核企業であるウエインズトヨタ神奈川。約4,500名の従業員を擁する同社が、トップダウン文化から支援型マネジメントへの転換を目指し、JOWAのアウトドア研修を続ける理由を、風土変革プロジェクトを推進した磯西さんにお聞きしました。
ウエインズトヨタ神奈川は、トヨタ・レクサスの新車・中古車販売を中心に、自動車整備や保険、リースなどを展開する企業です。1956年の創業以来、地域に根差した事業を続け、現在は150拠点以上・約4,500名の社員を擁しています。なお、同社は輸入車やレンタカー、カナダやマレーシアでの海外事業のほか、スポーツ事業や警備、旅行業など、多様な事業を展開するウエインズグループ(15社)の中核企業でもあります。現在は、横浜トヨペット・トヨタカローラ神奈川・ネッツトヨタ神奈川の3社の統合を「第二の創業」と位置づけ、台数販売主義、トップダウン文化から、「お客様は何を求めていらっしゃるのか」を追求し、管理者がスタッフに寄り添い、共に考える支援型マネジメントへの移行を進めています。
私たちが目指しているのは、管理するマネジメントから、支援するマネジメントへの転換です。
2025年度の会社方針として掲げていたのが、「いいからやれ」からの脱却。結果だけを求めるのではなく、「なぜやるのか」を丁寧に伝え、相手の考えや価値観を理解しながら主体性を引き出すマネジメントへと変えていこうとしています。
そのため、今のプロジェクト内では、店長などの管理職を対象に、部下の課題解決を支援し、一人ひとりの個性や強みを引き出せるリーダーを育成する取り組みを進めています。
「いいからやれ」の脱却。目的や意味を丁寧に共有しながら主体性を引き出す支援型マネジメントへの転換を進めています。
短期の数字だけを追うのではなく、顧客志向を持ち、短期と中長期のバランスを対話で設計できるリーダーです。説明責任を果たし、寄り添いながら支援できる管理職を育てたいと考えています。
役職や期待する役割に応じて、育成目的に合わせた研修を設計しています。管理職以上の層には、「7つの習慣」を通じて共通言語や考え方を身につけたうえで、支援型マネジメントを学ぶプログラムを実施しています。一方、スタッフ層には、体験を通じて価値観やチームワークを育むJOWA様オリジナルのアウトドア研修を展開しています。
「誰に、何を身につけてほしいのか」を明確にし、対象者に応じて最適なプログラムを選択しています。
自動車業界を取り巻く環境が大きく変化するなか、これまでのマネジメントでは限界があるという危機感がありました。人手不足や市場環境の変化が進む一方で、組織では部門ごとの最適化や短期成果を重視する考え方が根強く残っており、会社全体で連携しながら中長期の視点で変革を進める必要があると感じていました。
トップダウン文化と本音での対話の不足です。成果を出すことには長けていても、人を支え、主体性を引き出すマネジメントを学ぶ機会がほとんどなかったため、「結果を管理する」ことが中心となり、互いの価値観を共有し、理解しあうということができていなかったと考えていました。
座学と体験の反復設計です。講師から教わるのではなく、共同体験と対話を通じて認知が変わる点が、自社の課題に合っていると感じました。
最初は戸惑いや抵抗感もありましたが、実施後は非常に高い評価となりました。特に参加者の表情が変わっていく様子が印象的でした。
焚き火での本音対話や「蜘蛛の巣」アクティビティです。一体感と成功体験が強く形成されました。
焚き火を囲んで、普段は言えない本音が出てくる。世代や職位を超えた対話が自然に生まれる——それが他の研修との一番の違いだと感じました。
知識習得型ではなく、共同体験型である点です。世代や職位を超えた対話が自然に生まれました。
店舗の空気が変わったからです。笑顔や活気、横の風通しが明確に改善しました。
挨拶やハイタッチが自然に増え、活気が出ました。管理職の言動も支援型へと変わってきています。
非常に高いです。特に忙しい店舗ほど効果を実感しています。
研修が職場を超えて、日常の行動にまで働きかけていることを実感しています。
2026年度は、年間2本の店長を対象とした「7つの習慣」研修を実施予定、また店舗向けにもオリジナルのOutdoor研修を検討しています。
自社会場との連携など、活用の場を拡げていきます。研修を起点に自社ノウハウへ接続する二段構えで、持続的な成長を目指します。